オートロックすり抜け侵入 元不動産会社員の事件から考える防犯対策

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マンションのオートロックの共用玄関前にあるテンキー(記事中の事件とは関係ありません)=松本光央撮影
マンションのオートロックの共用玄関前にあるテンキー(記事中の事件とは関係ありません)=松本光央撮影

 オートロックの共用玄関をすり抜けるなどして元不動産会社員が強盗・強制性交等や逮捕監禁致傷などの罪に問われた事件。懲役23年の判決が確定した元社員は、不動産会社勤務で知った知識を生かして未明や夜間にマンション内に入り、鍵をかけ忘れた1人暮らしの女性の部屋に侵入を繰り返した。オートロックのマンションは安全なのか。事件から防犯上の注意点を考える。【平塚雄太、浅野孝仁】

 確定判決によると、元社員の原鉄平受刑者(38)は2011年11月~20年2月、いずれも福岡市内のマンションで1人暮らしの女性5人(当時10~30代)の部屋に侵入し、現金を奪ったり、ナイフで脅してキャッシュカードの暗証番号を聞き出したりして計約63万円を奪った。うち4人に乱暴やわいせつな行為をし、そのうち1人は両手を結束バンドで縛って全治5~7日間のけがをさせた。被害女性5人のうち4人の事件は19年10月~20年2月に集中した。

 公判での証言などによると、元社員は、勤務していた不動産会社の管理物件だったマンションに侵入。仕事上で知ったオートロックの共用玄関を解錠する暗証番号を玄関前のテンキーに打ち込むなどして中に入り、無施錠の部屋を探した。また、空き部屋のカードキーの隠し場所も知っていたため、…

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