海底火山の軽石、気泡で浮きやすい特徴か 沖縄・鹿児島の94カ所漂着

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海底火山「福徳岡ノ場」の噴火により噴出した軽石とみられる漂流物=高知県沖で10月31日(第5管区海上保安本部提供)
海底火山「福徳岡ノ場」の噴火により噴出した軽石とみられる漂流物=高知県沖で10月31日(第5管区海上保安本部提供)

 東京から南へ約1300キロ離れた小笠原諸島の海底火山「福徳岡ノ場」の噴火で、噴出された軽石の漂流が広がり、国土交通省のまとめ(9日時点)では沖縄県と鹿児島県の港計94カ所で確認されている。広範囲に漂っている要因は、噴出した量と特徴にあると専門家はみている。

 国内で戦後最大級の規模になった今回の噴火は、8月13~15日にあった。産業技術総合研究所(茨城県つくば市)や気象庁によると、高度1万5000メートル前後に達する噴煙が24時間程度続いた。放出された軽石や火山灰は1億~5億立方メートルと推定された。1億立方メートルでさえ、東京ドームのおよそ80個分に相当する。

 海底火山に詳しく福徳岡ノ場の調査に携わっている豪タスマニア大の池上郁彦さんは「陸での噴火なら勢いが弱まり、噴き上げることができなくなって溶岩になったものが、今回は海底だったため、浮力を受けて出続けた可能性がある」と話す。

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