センバツ21世紀枠　県推薦校に相可高　多忙な学業と両立　／三重

　県高野連は9日、理事会を開き、来春の第94回選抜高校野球大会（日本高野連、毎日新聞社主催）の「21世紀枠」の県推薦校に、県立相可高校（多気町）を選出した。

　相可は、今年の秋季東海地区高校野球県大会でベスト8に進出した。県大会3位の津田学園に敗れたが、近年の試合成績が良好だった。加えて、大卒以上が挑み難関で知られる国家資格「測量士」の試験勉強の補習や、松阪牛の肥育の実習など、多忙な学業と野球部活動を両立させているところが評価された。

　21世紀枠は各都道府県から1校ずつ推薦される。三重など東海地区4県の中から選ばれた候補校1校は、ほかの全国8地区から選出された各候補校とともに12月中旬ごろに発表される見込み。2022年1月28日に予定されている選考委員会で、全国9地区の高校から3校が選出される。【斎藤良太】

〔三重版〕