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第71期王将戦

第71期王将戦は藤井聡太竜王が渡辺明王将に4連勝し、王将位を奪取、史上最年少の5冠を達成。棋譜詳報は棋譜・対局結果にて。

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第71期王将戦リーグ特選譜

藤井4勝目で単独首位 攻める羽生を鮮やかにかわした局面 王将戦リーグ

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王将戦挑戦者決定リーグ戦で羽生善治九段(右)を破り、対局を振り返る藤井聡太王位=東京都渋谷区の将棋会館で2021年11月9日、長谷川直亮撮影
王将戦挑戦者決定リーグ戦で羽生善治九段(右)を破り、対局を振り返る藤井聡太王位=東京都渋谷区の将棋会館で2021年11月9日、長谷川直亮撮影

 羽生の言葉がいよいよ現実になった。

 羽生は2017年に永世7冠を達成し翌年、国民栄誉賞を受賞したが、そのころ行われた記者会見で「将来、藤井さんとのタイトル戦は?」との質問を受けた。羽生は苦笑して「いや、そのころになると私が藤井さんに挑戦できるかどうかでしょう」と答えていた。

 質問した側は、冗談っぽく感じたかもしれないが、将棋界にいる者は、羽生の答えが本音であることを感じていた。

 実際、羽生がデビューしたころ、23歳年上の中原誠十六世名人がタイトル争いを続けていたが、結局すれ違いに終わり、2人のタイトル戦は実現しなかった。羽生と藤井には32歳の差がある。

 今期王将戦リーグ。全勝の藤井と1敗の羽生による対局は、双方にとって挑戦がかかる大一番と言っても過言ではない。消化局数こそ違うが、藤井が勝てば、羽生はよくてプレーオフ進出の立場、羽生が勝てば1敗で並んで他の1敗者と同じ土俵で挑戦権を争うことになる。

 藤井は竜王戦の決着を控え、4冠達成へあと1勝。王将戦も挑戦となれば、さらにタイトルを増やす機会になる。羽生も昨年の竜王挑戦以来のタイトル挑戦となり、念願の通算100期獲得がかかることになる。

 今期一番の注目の戦い。何が勝敗を分けたのか。そして、勝者が「相手玉が見えた」局面とはどこだったのか。【山村英樹】=▲が先手、△が後手

第71期ALSOK杯王将戦リーグ5…

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【第71期王将戦】

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