「寺の復興にも貢献してくれた」 寂聴さん、岩手との深い縁
毎日新聞
2021/11/12 05:00(最終更新 11/12 05:00)
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岩手県二戸市浄法寺町の天台寺で名誉住職を務めるなど岩手と縁が深い僧侶の瀬戸内寂聴さん(99)が9日に亡くなり、生前に交流のあった人らから別れを惜しむ声が相次いだ。寂聴さんは2011年の東日本大震災発生直後に沿岸地域を訪れて被災者を慰め、その後も被災地を気に掛けてきた。人生や愛などについてユーモアを交えて話す寂聴さんの説法は多くの人の励ましになっていた。【安藤いく子、中尾卓英、日向米華、山田豊】
寂聴さんは1973年に中尊寺で得度し、87年から18年間、天台寺の住職を務めた。同寺は奈良時代に全国行脚していた行基が開いたとされる名刹(めいさつ)ながら、50年代には境内の杉の霊木が伐採されて売り払われるなどして荒廃。寂聴さんは寺の復興にも貢献した。
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