瀬戸内寂聴さん「ダメ男が好き 恋愛小説死ぬまで」 ロングセラー「夏の終り」映画化
2013/8/9 14:00(最終更新 11/11 13:40)
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「ビビッとくるの。ひと目ぼれ。しばらく見てたら好きになるというのは恋愛じゃない。私、立派な男、健康な男、たくましい男、お金持ちとか、偉い人とか、そういうの受け付けないの。ダメ男が好き。好きになった人は全部ダメ男だった」。カウチソファの上で尼僧が恋愛遍歴を語り始めた。窓の外の真夏の太陽がその顔を輝かせる。
大学在学中の21歳の時に見合い結婚し1943年、夫の赴任地の北京に渡る。そこで産んだ長女を連れて46年帰国し、郷里の徳島市に戻った。
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