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宇野昌磨、3年ぶりGPシリーズV
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦・NHK杯は13日、東京・国立代々木競技場で男子フリーが行われ、平昌五輪銀メダリストでショートプログラム(SP)1位の宇野昌磨(トヨタ自動車)が187.57点でフリー1位となり、自己ベストの合計290.15点で3年ぶりのGPシリーズ優勝を果たした。また、GPファイナル(12月9~11日・大阪)へ3年ぶりの進出も決めた。
SP5位の山本草太(中京大)はフリー8位で総合得点238.90点の7位、SP8位の三浦佳生(目黒日大高)はフリー7位で合計232.89点の8位だった。
男子最終結果
順位 | 選手名 | 総合得点(SP、フリーの得点) |
---|---|---|
1 | 宇野昌磨(トヨタ自動車) | 290.15(102.58、187.57) |
2 | ビンセント・ゾウ(米国) | 260.69(99.51、161.18) |
3 | チャ・ジュンファン(韓国) | 259.60(95.92、163.68) |
4 | マカール・イグナトフ(ロシア) | 257.20(90.54、166.66) |
5 | マッテオ・リッツォ(イタリア) | 255.84(84.78、171.06) |
6 | アレクサンドル・サマリン(ロシア) | 255.65(84.32、171.33) |
7 | 山本草太(中京大) | 238.90(86.05、152.85) |
8 | 三浦佳生(目黒日大高) | 232.89(76.62、156.27) |
9 | 樋渡知樹(米国) | 217.08(72.36、144.72) |
10 | ナム・ニューエン(カナダ) | 208.39(64.28、144.11) |
11 | カムデン・プルキネン(米国) | 193.18(55.53、137.65) |
第11滑走 宇野昌磨(トヨタ自動車)

SP1位=102.58
曲は「ボレロ」
ステファン・ランビエルコーチ振り付けの新フリーは、4回転5本を予定する高難度プログラム。冒頭、4回転ループは加点が3.30点つくできばえ。続く4回転サルコウも2.91点のできばえ点がつくクリーンさ。次は4回転、3回転の連続トーループの予定だったが、2本目は2回転に。後半は、4回転フリップが2回転になり、4回転からの連続トーループは単独になってしまった。クライマックスでは、宇野らしい豊かなステップと代名詞のクリムキンイーグルをみせた。
得点:187.57
総合得点:290.15
第10滑走 ビンセント・ゾウ(米国)
SP2位=99.51
曲は映画「グリーン・デスティニー」より
4回転5本を予定した高難度プログラムだったが、ジャンプにミスがでた。冒頭、4回転ルッツがぬけて1回転に。続く4回転フリップは3点以上のできばえ点がついたが、4回転サルコウ、4回転トーループは回転不足判定となった。後半は、4回転サルコウからの連続ジャンプ予定が、1本目の着地が乱れた。演技後は目元をおさえて悔しそうな表情。
得点:161.18
総合得点:260.69
第9滑走 チャ・ジュンファン(韓国)
SP3位=95.92
曲は「トゥーランドット」
冒頭、4回転トーループを着氷。続く4回転サルコウは転倒してしまった。直後の3回転の連続ジャンプは、2本目が2回転に。後半はトリプルアクセルからの3連続ジャンプで回転不足になる場面もあったが、立て直しイナバウワーを見せるなど会場を引き込んだ。
得点:163.68
総合得点:259.60
第8滑走 マカール・イグナトフ(ロシア)
SP4位=90.54
曲はチャイコフスキー「ピアノ協奏曲第1番」
4回転ジャンプを序盤から4本連続で入れた意欲的な構成。冒頭の4回転ループはわずかに着地が乱れ回転不足。続く4回転サルコウを着氷させると、4回転、3回転の連続トーループは2点以上の加点がつくできばえに。後半のトリプルアクセルは高さ、幅のあるダイナミックなものになった。終盤は独特なスピンを見せて驚かせるも、スピードが落ち、疲れが目立った。
得点:166.66
総合得点:257.20
第7滑走 山本草太(中京大)

SP5位=86.05
曲は「Io Ci Saro」
冒頭、4回転サルコウは着地で手をついてしまった。続く2本目は予定を変えて投入した4回転トーループはこらえて着氷したが回転不足判定。後半は、連続ジャンプを決めるなど、持ち直し、情感豊かなステップを見せるなど、持ち前の伸びやかなスケーティングを見せた。演技後は小さくガッツポーズ。
得点:152.85
総合得点:238.90
第6滑走 マッテオ・リッツォ(イタリア)
SP6位=84.78
曲は「Two Men in Love」
冒頭、4回転、2回転の連続トーループを着氷。続くトリプルアクセルも余裕をもって着氷。切ないボーカルに合わせ、柔らかで力強いスケーティングを見せた。
得点:171.56
総合得点:255.84
第5滑走 アレクサンドル・サマリン(ロシア)
SP7位=84.32
曲は「Lord and Master, Save Us」
冒頭、高難度の4回転ルッツ、3回転の連続ジャンプを成功。3.29点の加点がついた。続く4回転ルッツは3回転に。後半の3連続ジャンプは1本目を両手あげて着氷させるなど長身をいかしたダイナミックな演技だった。
総合得点:255.65
第4滑走 三浦佳生(目黒日大高)

SP8位=76.62
曲は「ポエタ」
冒頭は4回転ループ予定だったが、トリプルアクセルに変えクリーンに着氷。4回転サルコウは回転不足になってしまったが4回転計3本挑み、こらえる場面もあったがなんとか着氷。終盤は見せ場のステップで表情豊かに演じた。ラストの連続ジャンプは間にターン。ジュニア男子のホープが堂々と演じきり、演技後は手応えを感じた様子。自己最高得点に
得点:156.27(技術点81.85、演技構成点75.42、減点-1.00)
総合得点:75.42
第3滑走 樋渡知樹(米国)

SP9位=72.36
曲は映画「アーティスト」より
ジャンプでのミスが出てしまった。序盤、4回転サルコウと4回転、3回転の連続トーループに挑み着氷したが、回転不足。続くトリプルアクセルは1回転になってしまった。後半は軽快なリズムに合わせ、持ち前のエンターテイナーぶりを発揮した。
第2滑走 ナム・ニューエン(カナダ)
SP10位=64.28
曲は「Mi Mancherai」
冒頭の4回転サルコウ着氷。後半、ジャンプが抜けてしまう場面などもあったが、伸びやかなスケーティングは健在。
得点:144.11(技術点70.39、演技構成点73.72)
総合得点:208.39
第1滑走 カムデン・プルキネン(米国)
SP11位=55.53
曲は「Besame Mucho」
冒頭の4回転や後半のジャンプでミスがでた。情熱的な演技をみせた。
得点:137.65(技術点66.81、演技構成点71.84、減点-1.00)
総合得点:193.18
男子ショートプログラム(SP)順位
SP順位 | 選手名 | SP得点(技術点、演技構成点、減点) |
---|---|---|
1 | 宇野昌磨(トヨタ自動車) | 102.58(56.55、46.03) |
2 | ビンセント・ゾウ(米国) | 99.51(55.69、43.82) |
3 | チャ・ジュンファン(韓国) | 95.92(52.00、43.92) |
4 | マカール・イグナトフ(ロシア) | 90.54(52.76、37.78) |
5 | 山本草太(中京大) | 86.05(47.09、38.96) |
6 | マッテオ・リッツォ(イタリア) | 84.78(43.31、41.47) |
7 | アレクサンドル・サマリン(ロシア) | 84.32(44.97、39.35) |
8 | 三浦佳生(目黒日大高) | 76.62(39.97、36.65) |
9 | 樋渡知樹(米国) | 72.36(35.86、36.50) |
10 | ナム・ニューエン(カナダ) | 64.28(27.39、36.89) |
11 | カムデン・プルキネン(米国) | 55.53(20.88、35.65、-1.00) |