がんと闘う兄に嫉妬 「ちょっと憎い」が生んだ「ぼく」の物語

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完成した絵本を手に笑顔を見せる栄島一歩ちゃん=横浜市西区で2021年10月17日、宮島麻実撮影
完成した絵本を手に笑顔を見せる栄島一歩ちゃん=横浜市西区で2021年10月17日、宮島麻実撮影

 病気や障害のある子どもの兄弟・姉妹(きょうだい児)について知ってほしい――。そんな当事者の願いがこもった絵本「ぼくはチョココロネやさん」(生活の医療社)が出版された。きっかけは、小児がんの闘病経験がある中学2年、栄島四郎さん(14)=横浜市西区=の弟、一歩(かずほ)ちゃん(6)の「いつもお兄ちゃんばっかり!」という声だった。【宮島麻実】

 「おにいちゃんなんて、もーきらい」。絵本の帯には、かつての一歩ちゃんの心の声が代弁してある。絵本の文章を手がけたのは、小児がんの啓発活動をする一般社団法人「みんなのレモネードの会」の代表理事で、四郎さんと一歩ちゃんの母、佳子さん(50)。甘えたい盛りの一歩ちゃんに寄り添った物語にした。

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