サイバー攻撃「もはや災害」 地域の中核病院、長期化に頭抱え

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診療費は後日請求することを知らせる張り紙=徳島県つるぎ町半田の町立半田病院で2021年11月10日午後0時1分、国本ようこ撮影
診療費は後日請求することを知らせる張り紙=徳島県つるぎ町半田の町立半田病院で2021年11月10日午後0時1分、国本ようこ撮影

 徳島県つるぎ町立半田病院が10月末、サイバー攻撃に遭い、深刻な事態に陥っている。データを勝手に暗号化し、復旧と引き換えに身代金を要求するコンピューターウイルス「ランサムウエア」に院内のシステムが感染。患者約8万5000人分の電子カルテが見られず、診療費の会計もできなくなった。外来患者の新規受け入れを全面的に停止し、診察内容は手書きでカルテに記録するなど対応に追われている。現時点で復旧の見通しは立たず、病院関係者は「もはや災害だ」と頭を抱える。

 県北西部に位置し、吉野川右岸から山あいに広がるつるぎ町は人口約8200人(今年9月末)。半田病院は120床の総合病院で、平日には1日250~300人の患者が訪れる。過疎高齢化が進む地域で、中核医療機関として住民の命を守ってきた。

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