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対人地雷が埋められた土地を無害化する技術が、日本の山林を再生させる切り札に――。内戦が続いた国々で活用されてきた地雷除去機の「応用版」ともいえる切り株破砕機が、静かに注目を集めている。林業関係者は「人力に頼る林業の転換につながる画期的な技術だ」と期待をかける。
切り株破砕機を開発したのは、建設機械の製造・販売を手がける日建(旧山梨日立建機、本社・山梨県南アルプス市)。2000年から輸出している、地雷を破砕、爆発させて取り除く地雷除去機の技術を生かして製造した。円盤状の刃を収めた筒状のドラムが本体で、高速回転して切り株を破砕する。重機のアームの先に取り付けて使う。
地雷除去機は内戦が終結したカンボジアの政府関係機関から発注を受けて開発。繰り返し爆発にさらされるため造りは頑強だ。農民や子供が足を失う被害を防げることから、地雷除去を進めたい南米コロンビアやアフリカ南部のアンゴラなどからも引き合いがあった。
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