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Photo 砂浜復活「宝」守った 民意を反映、防潮堤変更 宮城・気仙沼

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 東日本大震災から10年以上たって、町のシンボルだった砂浜を取り戻した地域がある。宮城県気仙沼市本吉町にある大谷(おおや)海岸。今年7月、津波で削られ姿を変えた砂浜が復元され、住民の歓声が響いた。震災直後にあがった防潮堤の建設計画では、砂浜は消失するはずだった。

 震災前の大谷海岸は美しい松原を背に遠浅の砂浜が続き、環境省の「快水浴場百選」に選ばれた県内有数の景勝地だった。JR気仙沼線の大谷海岸駅の目の前にあり、多い時では県内外から6万人以上の海水浴客や観光客が訪れた。しかし、最大20メートルの津波がその姿を一変させた。

 2012年7月、住民説明会で津波を防ぐ防潮堤の建設計画が示された。大谷海岸で建設される予定の防潮堤は高さ9・8メートル、底辺幅40メートルの大きさだった。会場はどよめき、怒声が響いた。実現すると、砂浜が巨大な建造物で覆われる。津波を防ぐため必要だが、地域の象徴まで奪われていいのか。震災で多くを失った住民にさらなる動揺が走った。

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