強烈な逆風に悲痛な声 東南アジアの混乱が自動車産業を揺らすワケ

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日本の自動車製造に減産の逆風が吹いている=福岡県宮若市のトヨタ自動車九州宮田工場で2021年7月30日午後、和田憲二撮影
日本の自動車製造に減産の逆風が吹いている=福岡県宮若市のトヨタ自動車九州宮田工場で2021年7月30日午後、和田憲二撮影

 日本の基幹産業である自動車産業が強烈な逆風にさらされている。新型コロナウイルス禍に伴うサプライチェーン(部品供給網)の混乱を受け、夏以降、生産縮小を余儀なくされているためだ。

 国内大手の2021年度の減産規模は計300万台近くに達する見通し。前年の生産台数の1割強に匹敵する。自動車業界に何が起きているのか。背景を探ると自動車を取り巻く大きな構造変化が見えてきた。

国内メーカーからは悲鳴

 福岡、大分など九州地方には複数の自動車大手が生産拠点を置く。そこに納入する部品メーカー、その下請けも数多い。11月中旬、九州にある部品メーカーに話を聞くと、現場から悲痛な声が聞こえてきた。

 「従業員は雇い続けなければならないのに、…

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