「歌って踊る」はもう古い? インド映画界に吹き込んだ新風

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「囚人ディリ」©Dream Warrior Pictures ©Vivekananda Pictures
「囚人ディリ」©Dream Warrior Pictures ©Vivekananda Pictures

 「ボリウッド」と呼ばれて映画界に新風を吹き込んできたインド映画。「歌って踊るにぎやかな映画」のイメージが強いが、中にはダンスシーンのないヒット作もある。2019年に封切られて世界的にヒットした硬派なアクション映画「囚人ディリ」(ローケーシュ・カナガラージ監督)も踊らないインド映画の一つだ。11月19日からの日本での公開を前にインド映画の今を探ってみた。【川上珠実/デジタル報道センター】

 インドは年間約2000本の映画が製作される映画大国だ。ユネスコ統計研究所(UIS)によると、16年の1年間にインドで製作された映画は1986本。2位の中国は853本▽3位の米国は656本▽4位の日本が610本――とインドの製作本数が圧倒的に多い。インドの中でも映画製作が盛んな商都ムンバイ(旧ボンベイ)は、「ハリウッド」をもじって「ボリウッド」と呼ばれる。

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