もう一人の「二刀流の大谷」襲った不運 1球の重み知り次の道へ
- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷

「投打の二刀流」――。米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平の活躍で今やおなじみになった言葉だが、2018年春の甲子園も、二刀流の「大谷」に高校野球ファンの注目が集まった。
大谷拓海は中央学院(千葉)の投打の要として、17年秋の関東大会で優勝し、チームを初の甲子園出場に導く立役者になった。大阪桐蔭の根尾昂(現中日)や藤原恭大(現ロッテ)らと同じ世代で、投げては直球が140キロを超え、打っては17年秋の公式戦で3本塁打を放つほどの長打力を誇った。
センバツ初戦では、前年秋の明治神宮大会で敗れた因縁の明徳義塾(高知)との対戦が決まり、「何としても甲子園で校歌を」と強い気持ちで先発のマウンドに立った。一回に3点を先取されたが、二回以降は立ち直り、打線の援護もあって5―4とリードした九回裏だった。2死無走者であと1人を抑えれば念願の甲子園初勝利だったが、一、二塁とされ、明徳義塾の4番・谷合悠斗(現三菱重工West)に打たれた白球は、無情にもバックスクリーンに吸い込まれた。サヨナラ本塁打だった。
変化球を要求した捕手のサインに首を振り、「相手打者が振り遅れている」と判断した直球で勝負したが、甘く入った。ぼうぜんと打球の行方を見届けた後、劇的な幕切れに沸き返る甲子園でうつむき、試合直後は悔し涙が止まらなかった。「勝負を焦りすぎた」と、今も悔しさは刻まれている。
二刀流には、さらなる悲劇が襲った。…
この記事は有料記事です。
残り594文字(全文1193文字)
時系列で見る
-
第94回選抜高校野球 センバツ21世紀枠 県推薦校、玉野商工を表彰 「評価をバネに」 /岡山
179日前 -
センバツ 21世紀枠 小松「応援のおかげ」 県推薦表彰伝達式 /石川
179日前 -
センバツ「21世紀枠」県推薦校 宇部工を表彰 /山口
180日前 -
来春のセンバツ21世紀枠 大分舞鶴が県推薦校 /大分
180日前 -
「感謝忘れずチーム一丸」 21世紀枠県推薦・科学技術高表彰式 /静岡
181日前 -
センバツ21世紀枠 県推薦の久慈東表彰 /岩手
181日前 -
倉吉総合産を表彰 センバツ21世紀枠県推薦校 /鳥取
181日前 -
センバツ21世紀枠県推薦校 熊野に表彰状 「地域、学校の活性化を」 /和歌山
182日前 -
センバツ21世紀枠府推薦校 塔南高を表彰 /京都
182日前 -
もう一人の「二刀流の大谷」襲った不運 1球の重み知り次の道へ
182日前 -
センバツ21世紀枠 県推薦校 宮崎・小林秀峰/鹿児島・国分中央 /鹿児島
182日前 -
センバツ21世紀枠 県推薦校に小林秀峰 鹿児島は国分中央に決まる /宮崎
182日前 -
センバツ21世紀枠 県推薦校に諫早農 /長崎
182日前 -
センバツ21世紀枠 文武両道・弘前南を推薦 県高野連が決定 /青森
182日前 -
「球児の模範に」 21世紀枠県推薦校・大垣南に表彰状 /岐阜
185日前 -
第94回選抜高校野球 21世紀枠 県推薦校に玉野商工 秋の県大会、2年連続8強 /岡山
185日前 -
第94回選抜高校野球 21世紀枠県推薦校に熊野 秋季県予選8強/地域に根付いた活動 /和歌山
185日前 -
センバツ 「日々の練習、真摯に」 21世紀枠県推薦、高田商を表彰 /奈良
185日前 -
センバツ 21世紀枠県推薦 自主の校風を評価、加古川西を表彰 /兵庫
185日前