手話、AIで即座に文字化 ソフトバンクと電通大開発 会議でも乗り遅れず

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シュアトークの画面。上の自治体職員の音声と下の聴覚障害者の手話がそれぞれ文字に変換され、右側のチャット上に表示される=ソフトバンク提供
シュアトークの画面。上の自治体職員の音声と下の聴覚障害者の手話がそれぞれ文字に変換され、右側のチャット上に表示される=ソフトバンク提供

 手話ができなくても、聴覚障害者とリアルタイムでコミュニケーションがとれる。そんな時代が、すぐそこまで来ている。ソフトバンクと電気通信大(東京都調布市)は、AI(人工知能)の技術を使って、手話を日本語の文字に変換するシステム「シュアトーク(SureTalk)」を共同開発した。障害者雇用が進む中、円滑な意思疎通は職場でも最大の課題であり悩みでもある。現在、スマホアプリで手話の動作データを広く募っている。みんなで一緒に育てるプロジェクトだ。

 千葉県習志野市役所の障がい福祉課。向かい合って座る職員と聴覚障害者それぞれの目の前に、カメラを搭載したパソコンとタブレットが置かれ、シュアトークの画面が映る。左側に健聴者の職員と聴覚障害者の姿、右側には会話がチャットで表示される。

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