「もっと知って、生理のこと」立ち上がった中学生 啓発動画を制作

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台本の読み合わせをする土佐女子中の生徒たち=同校提供
台本の読み合わせをする土佐女子中の生徒たち=同校提供

 月に1度訪れ、女性を悩ませることも多い生理。近年は生理についてオープンに話せる社会を目指す動きもあるが、依然としてタブー視する風潮は強い。一方、お金がなく生理用品を買えない「生理の貧困」など社会問題にもなっている。「まずは知ってもらうことが大事」。高知の女子中学生が立ち上がった。

 高知市の私立土佐女子中学校。「まずは、正しく理解して、相手を思いやるのが大切よ」。6人の生徒たちが教室で読み合わせているのは、現在制作中の生理に関する動画の台本だ。

 動画制作のきっかけは今年の春先。英語スピーチ大会で環境について話すなど社会問題に関心を持つ生徒の姿を見て、下村真知子教諭(38)が高知市の事業「こうちこどもファンド」への応募を呼びかけた。児童・生徒らの自発的なまちづくり活動に最大20万円の助成金を出す制度だ。

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