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浜崎洋介、古川勝久、上田岳弘、長島有里枝、小田島恒志、マヒトゥ・ザ・ピーポーの各氏が交代でつむぐコラム。

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中学受験をする理由=長島有里枝(写真家)

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 10月から始まった「二月の勝者」というドラマが面白い。漫画原作の中学受験の話で、親としてこの経験があるわたしは、保護者の感情や心理がリアルに描かれていることに感心しながら楽しく視聴している。上昇志向の強い親が、遊びたい盛りの子どもを半強制的に勉強させる、というイメージがあるが、中学受験を選ぶ実際の理由はずっと多様だ。小学校や学童保育所に馴染(なじ)めない児童が、自分に合う学校への進学を望んだり、放課後の居場所として塾を使ったりするケースもある。

 塾の月謝や入学後の学費はかかるが、公立中学進学と比べて金銭的な負担が多いとも、一概には言えない気がする。少子化で受験者が減少し、定員割れに悩む学校には奨学金制度を設けるところもあるし、中高一貫校や付属校なら高校/大学受験の費用がいらない。補講や夏季講習を充実させ、塾に通わなくても大学受験で「勝てる」体制を整える学校も少なくない。

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