先人から学ぶ疫病克服 美浜で企画展 3カ所の広嶺神社信仰を紹介 近代のワクチン証明書も展示 /福井

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
防疫神が祭られた美浜町大藪の広嶺神社。「祇園社」の額がかかっている=大島秀利撮影
防疫神が祭られた美浜町大藪の広嶺神社。「祇園社」の額がかかっている=大島秀利撮影

 コロナ禍の中、過去の人々がどのように疫病を克服しようとしたかを考える企画展「疫病を退ける」が美浜町河原市の町歴史文化館で開かれている。防疫神を祭る町内3カ所の広嶺(ひろみね)神社への信仰や近代の種痘の記録などを紹介している。12月26日まで。【大島秀利】

 広嶺神社の主祭神は、防疫の神とされる牛頭天王(ごずてんのう)。兵庫県姫路市にある本宮の広峯(ひろみね)神社から、分霊を招き迎えて祭ったとされる。祇園祭で知られる京都・祇園の八坂神社などとも関係が深い。

 美浜町内で最も規模が大きい広嶺神社は同町大藪(おおやぶ)にある。この神社に伝わる「御神祭記録帳」には、鎌倉時代の1211年(建暦元年)、三方郡に疫病が流行した際に、牛頭天王を迎え祭ったとある。この記録帳がまとめられた19世紀半ばまでの600年以上にわたり、大藪では疫病は発生しなかったといい、展示では「現在も見守り続けている」と説明する。

この記事は有料記事です。

残り406文字(全文805文字)

あわせて読みたい

ニュース特集