ツキノワグマの子グマ殺し 世界初、学術的に確認 長野のNPO

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冬眠穴にやって来たツキノワグマの雄アクオス(左)と争う雌のミロク=NPO法人ピッキオ提供
冬眠穴にやって来たツキノワグマの雄アクオス(左)と争う雌のミロク=NPO法人ピッキオ提供

 子グマの天敵は大人の雄グマ? 20年以上クマの保護管理を続けるNPO法人「ピッキオ」(長野県軽井沢町)は、雄のツキノワグマが子グマを殺したとみられる事例を確認したと発表した。日本獣医生命科学大(東京)と共同研究した成果は、米国に本部がある「国際クマ協会」の学会誌「Ursus」のオンライン版に掲載された。ツキノワグマの子グマ殺しを学術的に確認したのは世界初とみられるという。ピッキオは、今回の結果を土台として研究が発展していくことを期待している。

 ピッキオは、2016年4月1日~5月11日、町内の森の中にある冬眠穴にセンサーカメラを設置して、雌のツキノワグマ「ミロク」と子グマなどの様子を静止画で撮影した。

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