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新型コロナ ワクチン接種後死亡、1325人 因果関係「99%不明」?

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 新型コロナウイルスのワクチンを巡っては全国民の約7割が接種を完了したが、10月24日現在、接種後に1325人が死亡している。厚生労働省によると、このうち99%の1317人がワクチン接種との因果関係を評価できないという。真相を求める遺族の声は根強いが、なぜ突き止められないのか。【矢澤秀範、中島昭浩】

持病なし30歳急死 父「納得できない」

 「『評価不能』ではなく、きちんと結論を出してほしい。リスクを説明できなければ、国はより安全なワクチン接種を進められないはずだ」。新型コロナウイルスのワクチン接種について、米モデルナ製の2回目接種を受けた後、8月に亡くなった岡本裕之さん(当時30歳)=東広島市=の父、裕二さん(63)はこう訴える。死亡と接種との因果関係を厚労省に問い合わせたものの、依然として納得する回答は得られていない。

 裕之さんは、8月22日に2回目のワクチン接種を受けた。翌23日に発熱したため、解熱剤を服用し、24日に回復。勤め先に出勤したが、次の日の朝、自室の布団の上で亡くなっているのを母親に発見された。基礎疾患やアレルギーはなかった。接種を受けたワクチンは異物が混入したものと同時期に同じラインで製造されていたが、司法解剖された死体検案書の死因は「不詳」だった。

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