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第49回衆院選

岸田文雄首相が衆院選を10月19日公示、31日投開票で実施すると表明。短期決戦の選挙戦となります。

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若者から「老害」批判…亀井静香さんを慰める

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「オレは老害だ」と語る亀井静香さん=東京都新宿区で2021年11月11日、藤井太郎撮影
「オレは老害だ」と語る亀井静香さん=東京都新宿区で2021年11月11日、藤井太郎撮影

 亀井静香さん。御年85歳。自民党政調会長や金融担当相などを歴任した大物政治家OBだが、先日出演したネット番組で、亀井さんとは考えや価値観も異なる若者らから、よってたかって「少し頭が悪い」「老害」などと罵倒されてしまったのだ。いくらなんでもヒド過ぎるのでは? さっそく亀井さんを慰めに行った。【吉井理記/デジタル報道センター】

「頭悪くない?」まるで悪口大会

 それは衆院選の投開票日、10月31日夜のこと。亀井さんはインターネットテレビ「ABEMA TV」の開票番組に呼ばれ、ネット掲示板創始者の西村博之氏(45)=リモート参加=や実業家の斎木陽平氏(29)といった子や孫のような世代の論客から、あれこれと問われたのだった。

 例えば選択的夫婦別姓の問題である。スタジオは賛成一色の雰囲気だが、空気を読まない亀井さんは「明治以降の(戸籍)制度を変えるメリットはどこにあるか」とひとり反対。自民党が公約に掲げた「デジタル化」についても「ロマンがない」「それが生活に不可欠な社会には住みたくない」と首を振るのだ。

 当然、同調する若い人はいない。のみならず、西村氏は亀井さんが太陽光発電の会社を経営していることに触れ「デジタル技術で電流を管理しているから亀井さんの会社が成立している。それが分かっていないなんて、ちょっと頭悪くないですか」とまで言い放つ始末。斎木氏からは「典型的な老害」という言葉も飛び出し、番組を報じた東京スポーツ(電子版)は「悪口大会」と評した。

技術で幸せに? デジタル化に疑問

 頭が悪い、老害……。

 記者は議員時代を含め3回、亀井さんにインタビューをした。選択的夫婦別姓の問題を含め、亀井さんとは少なからず考えが異なる。異なるからこそ取材をするのだが、番組の出演者の物言いには不愉快を通り越し、腹が立った。

 亀井さんも高齢である。見ず知らずの若者にそんな言葉を投げられ、さぞやしょんぼりしているのでは? そう思って訪れたのが東京・四谷の亀井さんの事務所である。

 「え、俺を慰めに来たっての? そんなかわいそうに見えたかなあ。そんな弱くないよ、俺」

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【第49回衆院選】

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