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ヤングケアラー

通学や仕事をしながら家族の介護をする子ども「ヤングケアラー」。将来が左右される深刻なケースも。

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元ヤングケアラー弁護士・藤木和子さん「苦しいと言える勇気を」

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元ヤングケアラーの藤木和子さん=埼玉県上尾市で2021年11月12日午後4時14分、岡礼子撮影
元ヤングケアラーの藤木和子さん=埼玉県上尾市で2021年11月12日午後4時14分、岡礼子撮影

 家族の介護や世話を担う子ども「ヤングケアラー」は、本人に自覚がないなどの理由から、外部から把握しにくいとされる。埼玉県は中高生にヤングケアラーについて知ってもらうため、経験者による啓発授業を実施。「私は一人で我慢していた。皆さんは誰かに相談してほしい」。12日の授業で、聴覚障害のある弟の「通訳」役をしていた弁護士の藤木和子さん(38)が語りかけた。【岡礼子】

 藤木さんは埼玉県上尾市出身で、両親、3歳下の弟と4人家族で育った。弟の耳が聞こえないと分かったのは、藤木さんが5歳の時。弟の「通訳」と遊び相手は藤木さんの役割になった。「お父さんがこう言ってるよ」と口の形や表情、身振りで伝え、弟の発声を聞き取った。母親か藤木さんでないと意思疎通できないことも多かった。弟を育てるのに苦労していた母親の「励まし役」も藤木さんが務めた。

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【ヤングケアラー】

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