ネットのヘイト投稿に損賠提訴 「このまま放置できない」
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川崎市の多文化総合教育施設「市ふれあい館」館長で在日コリアン3世の崔江以子(チェカンイヂャ)さん(48)は18日、インターネット上で繰り返し中傷を受けたとして、投稿した関東地方の40代の男性に対し、慰謝料など305万円の損害賠償を求める訴えを横浜地裁川崎支部に起こした。
訴状などによると、男性は2016年6月、自身のブログで「崔江以子、お前何様のつもりだ‼」とのタイトルで「日本国に仇(あだ)なす敵国人め。さっさと祖国へ帰れ」などと投稿した。崔さんの請求を受けてブログ管理会社が投稿を削除すると、同年10月から約4年にわたり、ブログやツイッターなどで崔さんについて「差別の当たり屋」「被害者ビジネス」などと書き込んだ。
崔さん側は同年6月の投稿について、ヘイトスピーチ解消法が定める「地域社会から排除することを扇動する不当な差別的言動」を含むと指摘。その後の書き込みは名誉毀損(きそん)にあたり、それぞれ精神的苦痛を受けたと主張している。
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