行動制限緩和を政府正式決定　会食・イベントなど、接種・陰性証明で

　政府は19日、新型コロナウイルス感染症対策本部を持ち回りで開催し、感染予防対策として求めてきた飲食やイベントなどの行動制限の緩和を正式決定した。ワクチンの接種証明や検査の陰性結果を提示した人は感染リスクが低いとみなす「ワクチン・検査パッケージ制度」を活用。緊急事態宣言が発令中でも都道府県の認証を受けた飲食店は会食人数の制限を撤廃する。

　緩和策を含む基本的対処方針の改定を決定した。岸田政権下の対処方針改定は初めて。改定を受け、各都道府県は月内にも緩和措置を取る見通しだ。岸田文雄首相は同日の毎日新聞などとのグループインタビューで「コロナ対応に万全を期す一方で、経済・社会活動を取りもどすことも重要だ」と述べた。