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10月の国会での所信表明演説に、岸田文雄首相は「この国のかたち」という言葉を使った。元は司馬遼太郎のエッセーの題名に由来する。伝統的特性や国柄という一般的な意味でのこの用法に、あるべき「憲法」という意味を付け加えたのが1997年の行政改革会議「最終報告書」だった。行革の帰結である中央省庁改編から20年がたった。明治維新、敗戦に続く転機だと意気込まれたあの改革は、いかに総括されただろうか。
「政治を再建する、いくつかの方法」の著者で、国会の現実的な制度改革の可能性を常に教えてくれる大山礼子駒沢大教授は、国民が政治に興味を失い、政治から距離を置こうとした理由の一つに、90年代の一連の政治改革の失敗を挙げる。確かに衆議院選挙の投票率は、小選挙区比例代表並立制となった96年で一気に下がった。
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