宇宙飛行士、学歴不問 JAXA、13年ぶり募集

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 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は19日、13年ぶりに宇宙飛行士の新規募集を開始した。今回は応募条件を大幅に緩和し、初めて学歴や文系・理系の専門分野を不問とする。採用人数は「若干名」で、2023年2月ごろに結果を発表した後、訓練を経て、米国主導で建設される月周回宇宙ステーション「ゲートウェイ」や月面で活動してもらうことを想定している。

 前回募集(08年)までは学歴として、理学部や工学部など自然科学系の4年制大学卒以上が応募条件とされていたが、より多くの人材に応募してもらうために間口を広げた。学歴や文系・理系は問わず、高校卒などでも応募は可能だが、選抜過程では英語試験のほか、国家公務員総合職試験相当の科学分野の試験などが課される。また、自身の体験や成果を国民に伝えられる表現力・発信力を持っているかも新たに評価する。

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