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深刻な若者のコロナ後遺症「別世界に生きてるみたい」 軽症でも発症

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新型コロナウイルス感染の後遺症のため通院中の電車内でぐったりする中学2年の次男=家族提供
新型コロナウイルス感染の後遺症のため通院中の電車内でぐったりする中学2年の次男=家族提供

 若い世代の多くが新型コロナウイルス感染症の後遺症に苦しんでいる。軽症でも発症し、症状が脱毛や嗅覚障害、倦怠(けんたい)感など多岐にわたり不明な点も多い。今夏の感染拡大の「第5波」に伴い、患者がより増えることが懸念される若い世代のコロナ後遺症の今を追った。【林奈緒美、中川友希】

 「別世界に生きているみたい」。神奈川県海老名市の看護師の女性(50)は、中学2年の次男(13)が食事中につぶやいた言葉にはっとした。今年8月下旬、女性の家族は5人全員が新型コロナウイルスに感染したが、「軽症」の診断を受けた次男だけが感染から3カ月たった現在も強い倦怠感や味覚障害などの後遺症に苦しんでいる。

 次男は一日中ベッドで横になって過ごす日も多く、2学期が始まってからはほとんど通学できていないという。女性は「子どもだから、軽症だから、と侮らないでほしい。これからの人生どうなるのか。コロナのせいで学校にも行けなくなってしまった」と不安を隠せない。

 昨年5月に一家で新型コロナに感染したとみられる愛知県の高校1年の女子生徒(16)も、目まいなどの症状に1年以上も悩まされている。主治医は…

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