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北京オリンピック2022

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競輪とモーグルの「二刀流」に挑む原大智 五輪への望みつなぐ

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原大智=富山県南砺市のたいらスキー場で2021年3月、猪飼健史撮影 拡大
原大智=富山県南砺市のたいらスキー場で2021年3月、猪飼健史撮影

 フリースタイルスキー男子モーグルと競輪の二刀流に挑んでいる原大智(24)=日本スキー場開発スキークラブ=が22日、モーグルのワールドカップ(W杯)派遣の追加メンバーに選ばれた。W杯の成績などが北京冬季五輪日本代表の選考基準になる。2018年平昌五輪で銅メダルだった原は、W杯の派遣メンバーから外れており、北京五輪の出場が厳しい状況だったが、望みをつないだ。

 20日にスウェーデンで開かれた国際大会はW杯派遣がかかっていた。原は優勝した堀島行真(トヨタ自動車)に次ぐ日本勢2番目の8位。全日本スキー連盟は22日、原を含む男女3人をW杯派遣メンバーに追加すると発表した。

 大会前、毎日新聞のインタビューに原は「基準から見れば難しい位置にいるけど、現状でも、世界と戦えると思う。世界と自分の差は大きくはない。自分自身との闘いで、自分の滑りができればチャンスはつかめる」などと語っていた。

 W杯派遣が決まり、ツイッターに「ここまで戻ってくるのに長かった。やっとW杯に戻ってこれる。まだオリンピックも決まっていなくてギリギリの崖っぷちにいるけど諦めず後悔のないように楽しくやっていくぜ」などと喜びを投稿した。

 2019年に日本競輪学校に入学したシーズンはモーグルの大会出場を諦め、復帰した昨季は有力選手不在の全日本選手権で4位に沈むなど不振にあえいだ。

 モーグル男子のW杯は12月2日のフィンランドを初戦に始まる。W杯8位以内に1回以上入ることなどが北京五輪の選考基準で、来年1月中旬に決まる。【島袋太輔】

【北京オリンピック2022】

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