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社会人野球日本一を決める第92回都市対抗野球大会(11月28日~12月9日)に関する特集サイトです。

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/12 NTT東日本・飯塚智広監督がベンチにいない大人の事情

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第88回都市対抗野球大会を制し、感無量の表情を見せる東京都・NTT東日本の飯塚智広監督=東京ドームで2017年7月25日、平川義之撮影
第88回都市対抗野球大会を制し、感無量の表情を見せる東京都・NTT東日本の飯塚智広監督=東京ドームで2017年7月25日、平川義之撮影

 11月28日開幕の第92回都市対抗野球大会。出場全32チームの魅力を担当記者が伝えます。32回連載の12回目は東京都・NTT東日本。オープン戦で指揮官は、ベンチにいません。理由を解き明かします。<次回は24日午後4時公開予定>

「自分のチームを客観視できる」

 ベンチを見ると監督がいない。NTT東日本のオープン戦でおなじみの光景だ。グラウンドを見渡すと、飯塚智広監督(46)がバックネットの観客席で一般の人に交じって、上から試合を見ている。

 「監督が上からインカム(無線機)で指示を出すラグビーが好きなんです。ベンチの空気感や選手の動き、自分のチームを客観視できる。本当は相手に失礼だが『飯塚はそういうスタイルだから』と理解してくれる。これがずっとやりたかった」と、指揮官は意図をそう明かす。

 2014年に監督に就任して以降、飯塚監督が目指してきた「究極」がある。選手の考えだけで動く「監督不在の野球」だ。「自分の考えはミ…

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