温暖化、コメ作りの脅威 道産米の味向上、主因は努力 本州以南、品質低下が顕在化

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刈り取られる「つや姫」。つや姫は高温に強い品種の一つだ=山形県鶴岡市下山添で2020年9月、長南里香撮影
刈り取られる「つや姫」。つや姫は高温に強い品種の一つだ=山形県鶴岡市下山添で2020年9月、長南里香撮影

 米海洋大気局(NOAA)によると、今年10月の北半球(陸域)は1880年以降で最も暖かい10月となった。世界各地から地球温暖化の影響が指摘される気象災害や食料危機の報告が相次ぐなか、日本では「温暖化でコメがうまくなった」との趣旨の発言も。日本の米作りは温暖化でどんな影響を受けているのか。

 「年平均気温が2度上がったおかげで北海道のコメがおいしくなった。農家のおかげですか、農協の力ですか、違います。温度が上がったからです」

 麻生太郎・自民党副総裁の衆院選中の発言で注目を集めた北海道産米。実際、道産の「ゆめぴりか」は、魚沼(新潟県)産コシヒカリや山形県産「つや姫」に次ぐ高い価格で取引される第一級のブランド米だ。日本穀物検定協会の食味ランキングでも道産米は「ななつぼし」が11年連続、「ゆめぴりか」は10年連続で魚沼産コシヒカリなどと並ぶ最高ランクの「特A」を獲得している。

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