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投打にわたる「二刀流」の活躍で米大リーグ(MLB)のア・リーグ最優秀選手(MVP)に選ばれたエンゼルスの大谷翔平(27)は、米国スポーツ界においてどのように映るのだろうか。エンゼルスと同じく球団名にロサンゼルスを掲げる、米プロフットボール(NFL)のロサンゼルス・チャージャーズで法人営業に携わり、米スポーツ界の事情にも詳しい大塚彩花さん(28)に話を聞いた。【聞き手・田原和宏】
NFLの球団で仕事をする傍ら、今季は同じロサンゼルスにあるMLB球団のドジャースでも仕事をする機会がありました。8月のエンゼルス戦では、試合前に日本文化を紹介する「Japanese Heritage Day」と銘打ったイベントがありました。ドジャースの本拠地での試合だったのですが、大谷選手のユニホームを着たファンがたくさんいました。双方のファンから声援を送られる姿を見て愛されているなと感じました。
メディアでは、フィールドでゴミを拾ったり、バットボーイが受け取りやすいようにグリップを向けてバットを渡したりと、大谷選手の気配りする様子がしばしば特集されました。スポーツ界でもアジア系を蔑視する騒ぎがありましたが、全体としてはとても好意的に報じられていると感じます。…
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