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中国取材の経験が豊富な坂東賢治専門編集委員のコラム。

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価値観分断が不信増幅=坂東賢治

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 国家的に情報を統制している中国も世界の潮流と無縁ではいられない。今夏も性暴力を告発する「#MeToo」運動に触発された動きがあった。巨大IT企業アリババグループの女性従業員が出張中に上司や取引相手に飲酒を強要され、性的な暴行を受けたと告発し、ネット上で拡散された。

 女性を支持する投稿が相次ぎ、同社は上司らの解雇に踏み切った。中国共産党の党紀粛正を担う中央規律検査委員会は「パワハラや飲酒文化の土壌を取り除く必要がある」と再発防止を求めた。

 世界的なテニス選手、彭帥(ほうすい)さんが張高麗(ちょうこうれい)元副首相と長年の不倫関係や性的関係の強要があったことを告発した問題も本来は「#MeToo」につながるものだ。

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