「3%賃上げ」首相が要請方針 官製春闘継承、分配政策を具体化

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岸田文雄首相
岸田文雄首相

 岸田文雄首相は2022年春闘に向け、経済界に「3%賃上げ」を要請する方針を固めた。複数の政府関係者が25日、明らかにした。首相は第2次安倍政権で定着した「官製春闘」を継承し、自身が重視する分配政策の具体化を図る。

 首相は26日、政府の「新しい資本主義実現会議」の第3回会合を開き、賃上げ協議を開始する。会議には十倉雅和経団連会長、三村明夫日本商工会議所会頭、桜田謙悟経済同友会代表幹事、芳野友子連合会長らが名前を連ねる。「政労使」の代表が一堂に会するため賃上げ交渉に活用しやすく、首相官邸関係者は「26日の会議はキックオフだが、(今後)3%を求めていく」と語った。

 首相は25日、自民党の「新しい資本主義実行本部」の初会合で「健全な民主主義の中核の中間層をしっかり守る。成長と分配の好循環を実現する」と改めて強調した。看板政策の「新しい資本主義」の実現に向け、中間層の拡大に注力する方針で、賃上げを切り札と位置付ける。

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