兵庫の兄弟死亡火災 「ガソリンを使って火を付けた」伯父が供述

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火災のあった住宅を現場検証する捜査員ら=兵庫県稲美町で2021年11月22日午前10時16分、望月亮一撮影 拡大
火災のあった住宅を現場検証する捜査員ら=兵庫県稲美町で2021年11月22日午前10時16分、望月亮一撮影

 兵庫県稲美町で住宅が全焼し、小学生の兄弟2人の遺体が見つかった放火事件で、県警は24日夜、同居していた伯父の松尾留与(とめよ)容疑者(51)を殺人と現住建造物等放火の容疑で逮捕した。「ガソリンを使って火を付けた」という趣旨の供述をしていることが、捜査関係者への取材で判明。住宅の駐車場から農機具用のガソリン携行缶が見つかっており、県警はこのガソリンを使用して放火したとみている。

 逮捕容疑は19日午後11時36~42分ごろ、自宅に何らかの方法で放火して木造2階建て住宅を全焼させ、就寝中だった、おいで小学6年の松尾侑城(ゆうき)さん(12)と、1年の眞輝(まさき)さん(7)を殺害したとしている。「間違いありません」と容疑を認めている。

 捜査関係者によると、焼け跡から見つかった布団の燃えかすからガソリンの成分が検出された。近隣住民によると、松尾容疑者の父は農業を営み、田畑を所有していたという。携行缶は以前から使われていたもので、火災の後に駐車場から見つかった。

 この住宅には兄弟とその両親、松尾容疑者の5人が暮らしていた。事件当日の19日午後11時半ごろ、兄弟の父は仕事が終わった母を迎えに外出し、出火当時は不在だった。

 松尾容疑者は出火直後に行方が分からなくなっていたが、24日午後1時ごろ、自宅から約55キロ離れた大阪市北区の扇町公園で見つかった。ベンチに座っているところを警察官に職務質問され、身柄を確保された。所持金は数千円で、任意同行を求められると素直に応じたという。

 松尾容疑者は数年前まで大阪府内で働いており、県警は土地勘のある場所に逃走したとみて事件後の足取りを調べている。【村田愛、巽賢司】

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