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第71期王将戦リーグ特選譜

藤井の全勝挑戦阻んだ永瀬 「不思議な将棋でしたね」その真意は

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永瀬拓矢王座(手前)に敗れ、感想戦で対局を振り返る藤井聡太竜王=東京都渋谷区の将棋会館で2021年11月24日午後7時56分、長谷川直亮撮影
永瀬拓矢王座(手前)に敗れ、感想戦で対局を振り返る藤井聡太竜王=東京都渋谷区の将棋会館で2021年11月24日午後7時56分、長谷川直亮撮影

 王将戦の挑戦者に名乗りを上げた藤井聡太竜王が「全勝挑戦」をかけて臨んだ24日のリーグ最終戦。結果は、前期挑戦者、永瀬拓矢王座の勝利に終わった。

 局後の感想戦を終え、藤井が記者会見場に向かうころ、対局室を出てきた永瀬に本局について尋ねると、「不思議な将棋でしたね」と笑顔で応じた。何が不思議かは後述するが、藤井とは一緒に研究をする仲で、藤井将棋をよく知る永瀬にとっても珍しい体験だったのだろう。

 永瀬は対局前の時点で3勝2敗の成績を残し、すでにリーグ残留を決めている。今年度、藤井とは竜王戦挑戦者決定三番勝負で対戦して連敗するなど4戦全敗。藤井に勝利したのは、前期王将戦リーグにまでさかのぼる。永瀬はこの白星から王将戦挑戦者へと到達し、藤井は陥落して予選からの復活を目指す立場になった。

 注目を浴びた今期の2人の対局はどう展開したのか。【山村英樹】=▲は先手、△は後手

第71期ALSOK杯王将戦リーグ7回戦

2021年11月24日

持ち時間各4時間

場所・将棋会館

▲永瀬拓矢王座(3勝2敗)

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