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パラ選手とともに 「地方のため」震災直後創部 東邦銀行陸上競技部(福島市)

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日が落ちてからも練習を見守る東邦銀行陸上競技部の川本和久監督=福島市で2021年11月18日午後5時47分、高橋秀明撮影
日が落ちてからも練習を見守る東邦銀行陸上競技部の川本和久監督=福島市で2021年11月18日午後5時47分、高橋秀明撮影

 今年の東京パラリンピック陸上女子400メートル(視覚障害T13)で7位入賞した佐々木真菜(24)は、東邦銀行陸上競技部(福島市)所属の選手だ。実業団チームが障害者アスリートを受け入れ、ともに世界を目指すのは異例の試みだった。

 創部は2011年4月1日。東日本大震災の直後だ。チームの発足は震災前に決まっていたが、銀行は震災で甚大な被害を受けた。同部でも指導することになっていた福島大陸上部の川本和久監督(63)は、銀行側と話し合いを持つことになったが、その時点で創部は諦めかけていた。

 ところが、予期せぬ一言を当時の北村清士頭取の口から聞くことになった。「こんな時だからこそ、やりましょう」。涙が止まらなかったという川本監督は「福島では大きな企業は数少ない。だからこそ地方のためにという考えがあったのだと思う」と振り返る。

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