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防衛費補正で過去最大7738億円 年度で初の6兆円超え 強化急ぐ

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閣議に臨む(左から)斉藤鉄夫国土交通相、林芳正外相、岸田文雄首相、野田聖子少子化担当相=首相官邸で2021年11月26日午前10時1分、竹内幹撮影
閣議に臨む(左から)斉藤鉄夫国土交通相、林芳正外相、岸田文雄首相、野田聖子少子化担当相=首相官邸で2021年11月26日午前10時1分、竹内幹撮影

 政府は26日に閣議決定した2021年度補正予算案に、防衛費を補正では過去最大の7738億円計上した。厳しさを増す安全保障環境を踏まえ防衛力強化を急ぐため、防衛省が22年度当初予算案の概算要求に盛り込んだ装備品調達費を積極的に前倒し計上した。この結果、年度を通した防衛費は初めて6兆円を超える。

 防衛費の補正での過去最高額は、2次にわたり補正を組んだ18年度の4545億円だった。21年度当初予算には5兆3422億円を計上しており、当初と補正の合計は前年度比7%増の6兆1160億円となる。

 弾道、巡航の両ミサイルに対応可能な迎撃ミサイル「PAC3MSE」の導入に441億円、巡航ミサイルなどから基地を守る基地防空用地対空誘導弾の整備に103億円を盛り込んだ。いずれも概算要求からの前倒しで、納入時期が数カ月早まる見通し。P1哨戒機3機658億円、C2輸送機1機243億円の取得費を新規計上する。過去に契約した装備品の分割払い経費には4287億円を確保した。

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