焼き芋ブームに新星 「あまはづき」農研機構が開発 8月収穫、低温加熱でねっとり甘く

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サツマイモの新品種「あまはづき」の焼き芋。黄色みが強く、ねっとり甘い焼き芋に仕上がるという=農研機構提供
サツマイモの新品種「あまはづき」の焼き芋。黄色みが強く、ねっとり甘い焼き芋に仕上がるという=農研機構提供

 近年の焼き芋ブームに弾みを付けるかもしれない。国立研究開発法人「農業・食品産業技術総合研究機構」(農研機構、茨城県つくば市)が、サツマイモの新品種「あまはづき」を開発した。従来より早い8月からねっとり甘い焼き芋を作れることが特長で、すでに生産者らからの問い合わせが相次いでいるという。

 焼き芋は現在、「いーしやーきいもー」と呼び掛ける移動販売が登場した1950年代以来のブームとなっている。従来はほくほくした食感が主流だったが、平成に入り、ねっとりとして糖度の高い「安納芋」や「べにはるか」などの品種が注目されるようになり、おいしく焼けるオーブンの開発・普及でスーパーやコンビニでも手軽に買えるようになったことや、健康志向の高まりなどから、人気が再燃した。

 農研機構によると、サツマイモを甘い焼き芋に仕上げるには、収穫後に一定期間貯蔵して、生育期間中に蓄積したでんぷんの糖化を促すのが一般的。加熱調理の時間を長くするなど、焼き方にも工夫が必要だった。今回、約10年かけて開発したあまはづきは、貯蔵しなくても収穫直後の早い段階から糖度が高く、加熱の際はこれまでより低い温度でも甘くなる。病気にも強いという。

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