再考エネルギー

「脱炭素」選別される企業 金融連合「30年で1京円投資」

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COP26「ファイナンスデー」の議論でケニアのウクル・ヤタニ財務計画長官(左)の説明に耳を傾ける国連のマーク・カーニー気候変動問題担当特使=英グラスゴーで3日、AP
COP26「ファイナンスデー」の議論でケニアのウクル・ヤタニ財務計画長官(左)の説明に耳を傾ける国連のマーク・カーニー気候変動問題担当特使=英グラスゴーで3日、AP

 脱炭素化に必要なお金をどうするか。今月13日に閉幕した国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)では、「京」単位の巨額資金を投じることが打ち出された。しかし、そのお金は本当に脱炭素化に資するグリーンなお金なのか。市場ではその選別が始まっている。

戦略なき石油資本、窮地に

 「気候変動問題を人ごとのように考える企業があまりにも多かった」。国連の気候変動問題担当特使を務めるマーク・カーニー氏は3日、COP26で行った演説でこう嘆いた。

 カーニー氏はカナダ銀行(中銀)総裁を経て2013年に外国人として初めて英中銀総裁に就いた金融界の大物。国連では気候変動対策に必要な資金の調達も担当し、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルによると、早くからシティグループやモルガン・スタンレーなど世界有数の金融機関を奔走。「時には威嚇して」協力を迫ったという。

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