ポエムと空約束しかない日本の気候変動対策 90年代と対照的
毎日新聞
2021/11/28 10:00(最終更新 8/24 20:54)
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東京に駐在する外国メディア特派員の目に、私たちの社会はどう映っているのだろうか。韓国、フランス、米国、バングラデシュ、シンガポールの個性豊かな記者たちがつづるコラム「私が思う日本」。第31回はルモンド紙(フランス)のフィリップ・メスメール東京特派員が気候変動問題を取り上げ、日本政府の取り組みの問題点に切り込む。
国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)での日本政府の対応にはがっかりさせられた。会議で脇役に甘んじ、気候変動問題に関心がないような印象すら与えた。岸田文雄首相は開催地の英グラスゴーに駆けつけたが、当初は現地での会議出席に乗り気でなく、オンラインで参加する予定だった。
岸田首相は現地で、2030年度に温室効果ガスを、13年度比で46%削減する目標を…
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