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スポーツ選手がなぜ今、茶道? 「アスリート茶会」に行ってみた

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遠州茶道宗家の小堀宗翔さん(右)が開くアスリート茶会でサッカー元日本代表の石川直宏さん(左)がたてた茶を味わう倉沢仁志記者=東京都新宿区で2021年11月16日、宮間俊樹撮影
遠州茶道宗家の小堀宗翔さん(右)が開くアスリート茶会でサッカー元日本代表の石川直宏さん(左)がたてた茶を味わう倉沢仁志記者=東京都新宿区で2021年11月16日、宮間俊樹撮影

 記者と同学年で誕生日がわずか4日しか違わないカヌーの五輪銅メダリスト、羽根田卓也選手(34)が、新型コロナウイルス対策の外出自粛期間中に「茶道」を始めたと聞いた。そういえば、他のスポーツ選手のSNS(ネット交流サービス)にも「茶、茶、茶」。内なる己を映す「鏡」とされる茶道。アスリートがたてるお茶はどんな味がするのだろう。ふと思い立って訪ねた茶室には、あのレジェンドが待っていた。

池江璃花子選手も体験

 ピンと張り詰めた空気が部屋を覆う。床の間の掛け軸や茶花を背に座っていたのは、サッカー元日本代表の石川直宏さん(40)。2017年までJリーグで活躍し、02年から所属したFC東京ではクラブの伝説的プレーヤーだ。

 「茶室に入ると、空気が変わるんですよね。そういう機会って、日常では(時間が)取れないじゃないですか。自分自身を見渡す感じが、しっくりくるというか」

 15年の左膝前十字靱帯(じんたい)断裂で全治8カ月という大けがが、引退の引き金になった石川さん。今も…

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