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山梨県北杜市を舞台とした「HOKUTO ART PROGRAM ed.1」が、「自然を活(い)かした持続可能性」「アートとは何か」をテーマとして開催されるということで、清春芸術村の中にあるルオー礼拝堂を担当することになった。総合ディレクターの吉井仁実さんからは、「未来から見た過去」というお題をひとつ頂いた以外は、何をやってもいいと言われ、大海原に放り出されたように、自分を見つめながら、その創作に没頭した。
礼拝堂の扉を開くと、静謐(せいひつ)な時間がそこには流れていて、心がスッと落ち着く。この感覚を来場者の皆様にも味わってもらいたいと思った。建築家の谷口吉生さんの設計した、小さな、それでいて深い時空を旅しているような礼拝堂の良さを最大限に生かしつつ、この土地や建物の記憶とコラボレーションすることにした。
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