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都市対抗野球2021

社会人野球日本一を決める第92回都市対抗野球大会(11月28日~12月9日)に関する特集サイトです。

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広島カープ・栗林良吏 侍ジャパン守護神、今も生きる都市対抗の教訓

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東京オリンピックの決勝でアメリカに勝利して喜ぶ栗林良吏=横浜スタジアムで2021年8月7日、宮武祐希撮影
東京オリンピックの決勝でアメリカに勝利して喜ぶ栗林良吏=横浜スタジアムで2021年8月7日、宮武祐希撮影

 第92回都市対抗野球大会(毎日新聞社、日本野球連盟主催)は、東京ドームで熱戦が繰り広げられている。昨季までトヨタ自動車でプレーし、プロ野球の広島にドラフト1位で入団した栗林良吏(25)は新人最多タイ記録となる37セーブをマークし抑えの切り札として活躍した。東京オリンピックでも全5試合に登板し、金メダル獲得の原動力となった栗林に、社会人野球や都市対抗大会の魅力などを聞いた。【聞き手・大東祐紀】

トヨタ時代、ベテラン投手から学んだこと

 ――名城大4年時の2018年のドラフト会議では指名漏れしました。トヨタ自動車に入社した時の気持ちは。

 ◆プロ野球に行くための「トヨタで2年間」という気持ちではなく、ずっとトヨタで野球ができればいいなと思っていた。だが、初めて「勝って当たり前」のチームに入り、不安はあった。

 ――トヨタ自動車では1年目から先発投手を任されました。

 ◆大学時代は、企業と練習試合をする時「勝てたらいいな」と思っていたマウンドが、トヨタでは「抑えて当たり前」になった。レベルの高いチームと対等に野球ができている喜びを感じた。都市対抗本大会に出られないことが一番やってはいけないことなので、予選のプレッシャーがきつかった。2年目は第1代表だったが、1年目は負けたら終わりの第5代表決定戦までいったので苦しかった。佐竹(功年)さん、川尻(一旗)さんらベテランがいる中で投げることも重圧だった。

 ――都市対抗では1年目に準優勝しましたが、2年目は1回戦敗退でした。

 ◆都市対抗で自分は1勝もできず、チームに迷惑をかけてしまった。一発を浴びるのは、投手としてだめなことだ。社会人で培った「一球も無駄にできない」という姿勢がプロでも生きていると思う。一球に対する思いは都市対抗、中でも予選の試合を経験できたのが大きい。

 ――ベテラン投手から学んだことは。

 ◆佐竹さんは試合後のミーティングでも、…

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【都市対抗野球2021】

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