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都市対抗野球2021

社会人野球日本一を決める第92回都市対抗野球大会(11月28日~12月9日)に関する特集サイトです。

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都市対抗野球・七つのトリビア

「見よ、このファンの群れ!」 第1回から3連覇 意外な初代王者

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第1回都市対抗野球大会を制し、優勝旗を受け取る大連市・満州倶楽部の主将と決勝戦のスコアボードを紹介する東京日日新聞1927年8月10日付の朝刊紙面
第1回都市対抗野球大会を制し、優勝旗を受け取る大連市・満州倶楽部の主将と決勝戦のスコアボードを紹介する東京日日新聞1927年8月10日付の朝刊紙面

 東京ドームで開かれている社会人野球の「都市対抗野球大会」(毎日新聞社、日本野球連盟主催)。今年で第92回を数えるが、第1回大会の意外な初代王者をご存じだろうか。しかも、いきなり3連覇を達成した都市だ。トリビアシリーズの4回目は、都市対抗を語るためには外せない、大会の草創期に迫る。(第4回/全7回)【土江洋範】

「優勝旗が海を渡るとも……」

 1927年8月3日、都市対抗は東京・神宮球場で産声を上げた。まだプロ野球のリーグ戦がなかった時代。中等学校(現在の高校)や東京六大学の往年のスターを再び見られるとあって、試合が始まる1時間半前の開門とともにファンがなだれ込んだ。「見よ、このファンの群れ!」。東京日日新聞(毎日新聞の前身)では、満員の観客席を収めた写真とともに、こんな見出しが躍るほどだった。

 熱狂に包まれたグラウンドには、12都市の代表チームが集った。東京、大阪、名古屋――。国内の大都市の名前が並ぶ中に、旧満州(現中国東北部)の大連市と、朝鮮半島の京城市(現ソウル)もあった。

 この二つの都市は1回戦でぶつかり、「六…

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【都市対抗野球2021】

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