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新型コロナくらし情報 どうなるワクチン3回目接種

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 ◆追加接種、効果あるの?

減っていた抗体量、増加

 新型コロナウイルスワクチンの3回目の追加接種が12月1日から始まります。

 <Q> なぜ追加が必要?

 <A> 新型コロナワクチンは接種完了から時間がたつと感染を防ぐ効果などが徐々に弱まると考えられているためです。米国での調査では、米ファイザー製の2回完了から1カ月未満では88%の感染予防効果がありましたが、5カ月以降では47%に下がっていました。重症化を防ぐ効果はもっと長く維持されますが、60歳以上では時間の経過とともに、重症例が増えたとの報告もあります。

 <Q> 追加で打つと効果が上がるの?

 <A> 低下した免疫が高まると期待されます。ワクチンを打つと体の中にウイルスを攻撃する抗体ができます。ファイザーの研究では約8カ月後に追加接種すると、減っていた抗体量が5~12倍以上に増えたそうです。60歳以上では、追加していない集団に比べて感染者が10分の1以下に、重症者は20分の1に抑えられたとの研究もあります。

 <Q> 副反応は大丈夫?

 <A> 追加接種による副反応で多いのは、打った部位の腫れや痛み、疲労、頭痛などで、2回目までと同じ傾向です。一方、リンパ節の腫れがこれまでより高い5%の人に報告されました。ほとんどがすぐに治る軽いものでした。接種後1~2日は仕事を休めるようにしておくと良いでしょう。

 <Q> 全員打つ必要があるの?

 <A> 18歳以上の希望者全員が無料接種の対象です。高齢者や基礎疾患があるなどの重症化リスクが高い人、医療従事者や高齢者施設で働くなどの感染リスクが高い人には、特に接種を推奨しています。12~17歳は、1、2回目を打てましたが、3回目は今のところ承認されていません。

 <Q> 11歳以下はどう?

 <A> 現在ファイザーは1、2回目で5~11歳への拡大を申請中です。ただ重症化することが少ない子どもへの推奨には、慎重な意見もあります。

 ◆前と異なる製品、使用可能?

mRNAワクチンが「適当」

 新型コロナウイルスワクチンの3回目の接種について、1、2回目と異なる製品を打つことが認められています。

 <Q> 異なる製品とは?

 <A> 例えば1、2回目に米モデルナ製の接種を受けた人が、3回目に米ファイザー製を受けることです。前とは異なる製品を使うことを「交差接種」といいます。

 <Q> 日本はどうする?

 <A> 厚生労働省は追加接種にファイザー製とモデルナ製のメッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンを用いることが適当だとしています。ただ当面使用されるのは薬事承認されているファイザー製のみ。厚労省は、モデルナ製についても12月下旬以降、専門家を交えて取り扱いを議論。来年2月の接種開始を目指します。

 <Q> 効き目はどう?

 <A> 米国では、前とは異なる製品を使っても、抗体が十分にできたケースがあると報告されています。また前とは異なる製品を使った場合と、同じ製品を使った場合で、副反応の程度に差はなかったそうです。

 <Q> 各国の方針は?

 <A> 米国では3製品のうち、どのワクチンを接種するか選べます。英国はファイザー製かモデルナ製のワクチン使用を推奨。ドイツは可能であれば前と同じワクチンを使用すべきだとしています。フランスは、前の接種で使用したワクチンの種類にかかわらず、ファイザー製のみを使用できるとしました。

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