非合法な小型武器の対策には新たなグローバルアプローチが不可欠

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武装組織から兵器を回収した国連の平和維持部隊=コートジボワールで2007年5月、UN Photoから
武装組織から兵器を回収した国連の平和維持部隊=コートジボワールで2007年5月、UN Photoから

 世界に広がる非合法な小型兵器は人々の命を奪い、日々の生活を脅かしている。中満泉・国連事務次長(軍縮担当上級代表)と岡井朝子・国連開発計画(UNDP)総裁補兼危機局長は、この問題に関し、両者が共同で運用する基金に言及し、国際社会が一致して違法な小型兵器の撲滅に取り組むよう訴えている。

国連事務次長とUNDP総裁補が寄稿

 世界のどこであっても、響き渡る鋭い銃声はその土地に住む人々のあらゆる恐怖をかき立てます。それは、家族の安全を思うがゆえの身がすくむような恐怖感や自らに暴力が及ぶことへの恐れ、あるいはどこかで愛する人を失った家族がいることへの悲しみなどさまざまです。

 たとえ、それがシリアやイエメンにおける壊滅的な戦いの最中でも。ホンジュラスやジャマイカの犯罪が多発する通りでも。あるいはサハラ以南アフリカの多くの地域で恐怖をもたらす暴力的過激主義者の中においても。そこには非道な目的を持った者たちを増長させる共通した特徴があります。その特徴こそが非合法な小型武器の存在なのです。

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