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ソ連崩壊30年

東西冷戦で米国と覇権を競ったソ連は1991年12月に崩壊。連邦解体から30年の足取りや現状をリポートします。

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ソ連崩壊30年

「外国スパイ」とレッテル貼られたメディア ロシア、1年で9倍に

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「外国エージェント」の指定について語るロシアの独立系放送局「ドーシチ」のチホン・ジャトコ編集長=モスクワで2021年11月10日、前谷宏撮影
「外国エージェント」の指定について語るロシアの独立系放送局「ドーシチ」のチホン・ジャトコ編集長=モスクワで2021年11月10日、前谷宏撮影

 ソ連が1991年12月に崩壊してから、まもなく30年を迎える。旧ソ連諸国の現状を取り上げた連載(全7回予定)の第6回は、ロシアで強まるメディア規制を報告する。次回はロシアの中央と地方の格差が広がる状況を伝える。

   ◇

 ロシアでは今、反政権派や市民団体だけでなく、政権の影響から独立したメディアへの圧力も高まっている。この1年間で政府が報道機関やその関係者に「外国の代理人」のレッテルを貼り、活動を規制しようとする事例が9倍に増えた。ソ連崩壊と前後して花開いた言論の自由の将来が危ぶまれている。

 <この情報は外国エージェントの機能を果たす外国の報道機関もしくはロシアの法人によって作成され、報道されている>

 ロシアの独立系放送局「ドーシチ」。今年8月下旬に法務省により「外国エージェント(代理人)」に指定されてから、番組の合間にドーシチがエージェントであることを告げるテロップが画面いっぱいに表示されるようになった。…

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