「二度と落ちない」 熊本城瓦、形変え記憶伝える 被災後に活用続々

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「二度と落ちない」という願いを込めた熊本城の瓦が入ったお守り=熊本国際観光コンベンション協会提供
「二度と落ちない」という願いを込めた熊本城の瓦が入ったお守り=熊本国際観光コンベンション協会提供

 2016年の熊本地震で崩れ落ちて損壊した熊本城天守閣の屋根瓦が、さまざまな形で再利用されている。道路の舗装材や商業施設の内装材など建設資材のほか、瓦のかけらを入れたお守りは受験生に人気だという。地震発生から5年半。復興への思いが込められた瓦が、形を変えて被災の記憶を伝えている。

 熊本城は、16年4月に起きた前震と本震の2度の大きな揺れで、天守閣は屋根や壁のあちこちが崩れた。大半が崩落した屋根瓦の量は、大天守(6階建て)130トン、小天守(4階建て)70トンの計200トン分に上る。管理する熊本市が18、19年に活用策と譲渡先を募り、県内外15の企業・団体が1トン1000円で譲り受けた。

 災害復興支援に取り組む熊本市の民間団体「BRIDGE KUMAMOTO(ブリッジクマモト)」は瓦を使ったお守りを考案。地震の際に被災住宅などで使われたブルーシートの小袋に割れた瓦のかけらを入れ、「二度と落ちない」との願いを込めた造語「後来不落」の文字を添えた。

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