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東京電力福島第1原発事故から約10年8カ月が過ぎた30日に、自宅での宿泊に臨んだ福島県葛尾村野行地区の内藤一男さん(64)と妻光子さん(63)。帰還困難区域で、来春の避難指示解除を目指す特定復興再生拠点区域(復興拠点)で初の準備宿泊となり、帰還に向け一歩を踏み出した。大熊町も3日の準備宿泊開始を前に、復興拠点に一部残った立ち入り規制が緩和され、住民らが許可証なしに行き来できるようになった。
村の準備宿泊に臨んだのは内藤さん夫妻だけだった。光子さんは野行で15歳まで過ごし、東京出身の一男さんも野行の自然に魅せられ、2人は「50歳になったら野行に家を建てて暮らそう」と目標を立てた。念願の家は2010年冬に建てたが、東京から移住しようとした矢先に原発事故が起きた。
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