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都市対抗野球2021

社会人野球日本一を決める第92回都市対抗野球大会(11月28日~12月9日)に関する特集サイトです。

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/32 東北の名門に復活の兆し TDKの「大胆」な二枚看板

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派手なTシャツで企業と野球部をPRするTDKの選手たち=仙台市宮城野区の仙台市民球場で2021年10月7日午後0時57分、尾形有菜撮影
派手なTシャツで企業と野球部をPRするTDKの選手たち=仙台市宮城野区の仙台市民球場で2021年10月7日午後0時57分、尾形有菜撮影

 11月28日開幕の第92回都市対抗野球大会。出場全32チームの魅力を担当記者が伝えます。32回連載の最終回は、にかほ市・TDK。東北に初優勝をもたらしたチームは長らく低迷しました。名門復活への道のりを探りました。

「心を鬼にして大幅に入れ替え」

 ピンクを基調としたカラフルなTシャツに「尖(とが)った大胆さ、くれよ」の文字が目立つ。都市対抗の東北2次予選で、ひときわ目を引くTシャツを身につけていたのは、TDKの選手たちだった。

 皆川普主将(28)は「野球選手もおしゃれであるべきで、見られてなんぼ。社会人野球の広告の意味でもいいなと思います」。派手なTシャツは、社名にちなんだ「(T)尖った(D)大胆さ、(K)くれよ」というキャッチフレーズとともに、ネット交流サービス(SNS)を中心に話題となった。こうした大胆な取り組みは、野球部の改革の一助となっている。

 チームの改革が始まったのは、佐藤康典監督(51)が復帰した2018年7月。立て直しは簡単ではなく、19年は都市対抗の本大会出場を逃した。「心を鬼にして大幅に入れ替えないといけない」。佐藤監督は大胆な選手の入れ替えを実施。TDKでエースを務め、社会人野球日本代表にも選ばれた阿部正大コーチ(39)をチームに呼び戻した。

 立て直しに一役買ったのは、150キロを超える速球を投げるTDK自慢の二枚看板だ。5年目の右腕・小木田敦也(23)は、地元の角館高1年時に三塁手として夏の甲子園に出場し、3年夏には秋田県大会でノーヒット・ノーランを達成した。17年に入社後は、球速も上がって最速153キロの直球を武器にしていたが、重圧が小木田を苦しめた。「高卒で1年目から投げさせてもらいましたが、負けも続きました。自分が都市対抗、日本選手権に連れていきたいと思っていたんですが、正直、一人じゃつらい…

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